グラフィックソフトを使ってみよう : Microsoft Expression Design 4

簡単なグラフィックを入れたい。

簡単なグラフィックを入れたいと思ったことはありませんか?
多くの方はExcelやPowerPointなど、Microsoft Officeソフトの描画機能を使ってグラフィックを入れているかもしれません。

MS Officeの描画機能は昔に比べると随分進化して、出来る事も増えました。
ただ使いやすいとは言い難いものがありますし、少し物足りないこともあるかもしれません。

PowerPointやExcelの図形描画では位置合わせが大変。
もう少し楽にやりたい。
他の人と差を付けたい。
あわよくば、素材集で配布されているようなイラストを自分で作ってみたい。

そんな時はグラフィックソフトを使ってみると何か変わるかもしれません。

ドロー系グラフィックソフト

ExcelやPowerPointに搭載されている描画機能は、グラフィックソフトとして見た場合、大まかにドロー系、あるいはベクター系と呼ばれるソフトウェアに分類されます。

ドロー系グラフィックソフトの大きな特徴は、拡大してもギザギザにならない所ですね。

よく写真を拡大するとギザギザになったりしますが、ドロー系ソフトはそれがありません。
拡大ポスターを作るときも安心ですね。

ドロー系ソフトもいろいろありますが、最も有名なのは「Adobe Illustrator」。
Adobe(アドビ)社はAcrobatも作っている老舗のソフトウェア会社です。
さすがに庶務でIllustratorを使わせてもらっているところは少数だと思います。高価ですしね。

高価なIllustratorの代替ソフトとして、よく引き合いに出されるのは「InkScape」。
無償なのはありがたいのですが、InkScapeは癖が強く少々敷居が高い気がします。

そこで注目したいのがMicrosoftが開発を終了して無償化したExpression Designです。

Microsoft Expression Design 4

Expression Designは、打倒Adobeを目指して(?)Microsoft社が買収したグラフィックソフトです。
ところが、方針を変更して開発を終了してしまいました。

Expression Designは1990年代半ばにAdobe Illustratorの対抗として歴史が始まりました。(Fractal Design Expression)
最新の市販ソフトから見劣りしますが、基本機能は割としっかりしています。

これを書いている時点ではMicrosoftのサイトからダウンロード可能です。

Microsoft Expression の変更点
https://www.microsoft.com/expression/jpn/

 
このソフトがきっかけでイラストレーターへの道が開けるかもしれませんよ。