Excelセル内での矢印キー動作
セルをダブルクリックまたはF2を押してExcelのセル内に文字を入力するとします。
その時に矢印キーで文字間を移動しますね。
今回は、セル内で矢印キーを押した時の動きについてです、
Excelのセル内での矢印キーでの動き
Excelがある方は実際にやってみましょう。
まずどこかのセルをダブルクリックまたはF2を押して、「あああaaa123」を入力してみましょう。
※入力した後、Enterキーを押してはいけません。
入力しましたか?
ではそのまま、カーソルが最後(一番右)にある状態で、キーボードの↑を押しましょう。
カーソルがセル内の先頭(一番左)へ移動したはずです。
次にキーボードの↓を押してみましょう。
今度はカーソルがセル内の最後(一番右)へ移動します。
Excelで長文を書く方(薦めたくない使い方ですが)にとってはこれだけでも、少し効率が上がるかもしれません。
では、そのままCtrl←やCtrl→とするとどうなるかというと。
文字の種類が変わるところにカーソルが移動します。
これにShiftを合わせてみると、文字が選択されます(文字色が反転します)。
これらを組み合わせると、例えばこんなことができます。
- F2セルを編集状態にする。
- ↑カーソルを先頭に持ってくる。
- Shift↓セル内の文字を全て選択する。
後は[コピー]や[切り取り]などします。
操作方法の混在
選択項目内で↑や↓という操作をしても、Microsoft Accessでは先ほど説明したような動作にはなりません。
このExcelの動きは、ざっくり説明するとMacintosh流と言える動作です。
Macintosh系の操作の例を挙げると、Adobe Acrobat ReaderでCtrlQを押すとソフトウェアが終了します。
Windowsでは通常、ソフトウェアの終了のショートカットはAltF4です。
しかしMacintoshでソフトウェア終了のショートカットはCommandQ[Commandという特殊キー] + [Quit]です。
Adobe社の場合は、両方のOSのユーザーに配慮したものと言えるかもしれません。
どちらが良いとか、どちらが優れているということではなく、ソフトウェアには色々歴史があり操作方法にも歴史の一端が見える…と考えることができるでしょう。
このように操作方法が混在している場合があります。
ユーザーとしては特徴を活かして、よりよく使っていきましょう。